昨年の秋から企画し、準備を進めてきました吹田ビジネスプランコンテスト(SBC)が昨日終了しました。
私の10年間の吹田JCの活動の最後の奉仕活動のつもりでやらせてもらいました。
6年前には、子供達の感動舞台づくりを企画し、それが今は「吹田夢☆志団」として残っています。
次は教育+産業育成をやろうと考えました。
私の住む吹田市は、西日本では人口あたりに大学生の占める割合が一番高い学園都市なんです。
しかし、その若い人的資源をまちづくりに行かせているとはいえません。
議員をしている時からもったいないと感じていたので、その課題解決に考えたのが、SBCです。
ここでは学生と社会人がチームを組んで、街を舞台にした新規事業を考えます。
またそこに地元の商工業者にかかわってもらうことで、
学生+社会人+地元商工業者+JC+行政
という斜めの繋がりを生み出していくという効果を考えました。
しかし、私もそんな事業はやったことがありませんから、龍馬プロジェクトの仲間に頼んで、何度もビジネスプランコンテストを手がけておられるウェイビーの伊藤健太さんにコーディネーターを頼むところからスタートしました。
本当は半年かけてやりたい事業でしたが、JCの仕組み上は引っ張っても2ヶ月が限界。
よって全4回の集まりでビジネスプランをつくるというハードスケジュールになりました。
初回では、
吹田市役所の方々から吹田の産業状況と吹田商工会議所が中心に運営されているサビックさんから吹田における産業支援の話をして頂き、伊藤さんに流れを説明頂きました。
2回目の集まりには、越境会の石田和靖さんに来て頂き、世界を視野に入れてビジネスを考える発想を教えて頂きました。
3回目の集まりには、PPPのエキスパートの天米一志さんに来て頂き、民間が主導でまちづくりもできる時代になってきた、という話をして頂きました。
この二回の話は参加の学生というよりも私は、社会人やJCメンバーに聞いてもらいたかったのです。
小さな視点で、行政に頼ってやるんじゃなくて、世界をみて、俺たちがやるんだという気構えは、学生にも伝えたかった。
まさに龍馬の精神です。
そんな想いはこちらにもまとめたので、またご覧ください。
http://www.kamiyasohei.jp/2016/06/11/7701/
参加の学生と社会人の皆さんに、講演の後、ビジネスプランを地元商工業者の皆さんにプレゼンしてブラッシュアップを図ってもらいました。
お忙しい吹田市長や商工会議所会頭といった皆さんに長時間ご参加頂き、8チームの発表をみて頂きました。
ビジネスプランの考え方やご自身の哲学を教えて下さいました。
特にオフレコの質疑応答では、質問者をバシバシとシゴいてくださり、学生らには大変な刺激になりました。
思ったらグダグダ考えず、行動しろ!
失敗したら糧にして、忘れて進め!
それを言いきって下さったことが嬉しかった。
まさに、こうした哲学がなかったら、大っきな事はできないんです。
事業後の懇親会では、参加者の感想を聞いてちょっとウルっときました。
たった2ヶ月でしたが、たくさんの新しいコミュニティーができてました。
吹田は365000人も人がいますが、人口が流動化した町で、基礎コミュニティがムラ社会なんです。
せっかく優秀な人がたくさんいるのに、もったいないと思ってきたので、今回のような事業は我ながら有意義だと確認できました。
来年はどうなるかわかりませんが、私もあと一年JCがあるので、こうした事業が根付くように尽力したいと思います。
お世話になった吹田の町とJCへの恩返しです。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
そして、委員会の後藤くん、岡田さん、平井くん、松本くん、飛び回る委員長の私をサポートしてくれて本当にありがとう。
皆さんのおかげで良い事業をつくることができました!