研修2日目は富山からのメンバーも加わり、能登方面へ。
世界でも数少ない車が走れる海岸。
千里浜ドライブウェイ。
浜が毎年1メートル削らるようで、保全が大変なようです。
原因は明確でないそうですが、人の力が自然のバランスをどこかで壊したんでしょうね。
世界農業遺産に日本で始めて登録された神子原地区の農業を中心においた地域おこしの視察をさせて頂きました。
あいにくの豪雨で棚田は見れませんでしたが、ローマ法王にも献上される神子原米を頂きました。
日本一の宿、加賀屋の小田会長に講話をお願いしました。
観光産業の話から、おもてなしのあり方、マーケティング、人材育成の方法など示唆に富むお話ばかりでした。
やはり話は一流の人から生で聞くのが最高ですね。
今日の視察最後の場所は、農家を利用したグリーンツーリズムで地域お越しに成功された「春蘭の里」。
立役者の多田さんからお話をお聞きしました。
限界集落をなんとかしたいと16年前に、自宅の農家を改装し民宿にしたのが始まり。
輪島塗の食器に地元の食材だけを使い、化学調味料を使わない食事を提供。
一日一組のみの受け入れで、昼間は農業や林業の体験ができる体験型の宿泊。
最初は一人で始めたが、今では40軒の受け入れ民家ができ、外国人から修学旅行まで年間8000人が訪れます。
地域の廃校も宿にかわっていました。
また、若い世代が村に移住して民宿を始めてくれてもいます。
地域再生の一つモデルを作りたい、そんな思いが形になり、昨日は皇太子殿下も視察にこられました。
映画にしたら絶対面白い!
そんな話をたくさん聞きました。
私が脚本家ならいい台本かけます。
映画のネタにしたい方は是非ご相談を(笑)
最後はなぜか地域のおじいちゃんやおばあちゃんが柿をとらせてくれ、
川の水であらって食べました。
小さいころの福井での思い出が蘇ります。
多田さん曰く。
戦後日本の都会の発展は地方の村々が輩出した人材によってなされた。
今、その地方がなくなろうとしている。今度は都会の人が地方を応援してあげて欲しい。奥能登だけでなく、日本全体を!
春蘭の里。
学びの多い場所でした。
是非、皆さん私の感性を信じて一度遊びに来てみて下さい。
感じるところたくさんあるはずです。
iPhoneからの投稿