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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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会津若松視察 あいづっこ宣言&議会基本条例

視察・研修報告 |

3月5日、会津若松市役所を訪れて、教育委員会の方から「あいづっこ宣言」についてのレクチャーを受けました。

 どういった経緯でこの宣言ができたのか、その広がりはどうか、
具体的な取り組みとして何を行っているのか、その効果はどうか、といったことを主にお話を聞きました。

 中でも印象的だったのは、
家庭内でのルールを大切にしようという趣旨で小学生対象に行われている「わが家のきまりごと(家訓)」や「あいづっこの仕事(お手伝い)」の募集事業でした。単に理念を掲げるだけではなく、
こうした活動に落とし込んででこそ、政策として根付くのであろうと感じた次第です。

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 次に、
議会事務局を訪れ議会基本条例についての視察を行った。全国的に注目されている条例でもあり、多くの視察が来られているようだが、
毎回職員の方と担当の市議が組んでレクチャーをしておられると聞いて驚いた。地方市議の方が実状を説明してくださるのだ。

 本条例の特徴は議員間の討議を重視している点であるが、
議会内だけでなく議員は議会ごとに市民との意見交換会を開いているとのこと。

 30人の議員が6人5組に別れて1チーム3ヵ所、計15ヵ所で意見交換を行うとのこと。
この場では市民と議員団が対じすることになるので、議員団の中で会派や主義は違っても議会を代表するものどうし協力し合って、
議会の決断を市民に伝えているという。

 説明にあたって頂いた議員の「議員は市民とどう向き合うかをもっと考えるべき」「議員がもっとリスクを負わなければならない」というメッセージが強く心に残った。

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 3月6日は民間で運営されている会津日新館という施設を視察してきた。その名のとおり、
江戸時代の会津藩校を再現した施設で、博物館のように当時の藩校の様子を再現すると共に、論語の授業なども生涯学習を行ったり、
弓道などのスポーツを楽しむ場があったりとその多機能さにも驚いた。修学旅行生の来場も多く、
民間経営が成り立っているとのこと。こうした施設は公共の運営のものが大半だが、
工夫一つで民間でも十分やっていけるのだということを実感できた。

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 二日間の視察を通して、
会津の市民や行政が地域の文化や歴史に誇りを持ち、それを活かしながらまちづくりを行っていることがよくわかりました。
吹田市もただハコものを作るのではなく、そこに市民の思いや文化を上手く取り入れていかなければならないと感じました。

視察の全容

3月5日

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二時半に会津若松到着。駅前には白虎隊の像が!

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市役所にてレクチャー。二人の視察なので職員さんも構えることなく本音を語ってくださりました。

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せっかく会津まで来たので。夜は地元の青年実業家の方々と地域経済や政治について熱く議論させて頂きました。

一時間の予定が結局2時間に!

3月6日

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宿を朝8時に出て、近藤勇のお墓や鶴ヶ城を少し見学してきました。

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日新館の本物ぶりには驚きました。タイムスリップしたようです。

昔は豊中にも藩校があったみたいです。こんな環境で論語の勉強でもしてみたいですね。

民間でこんな施設が運営できるとは、、。

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戊辰戦争、白虎隊の歴史から、
会津人の文化まで詳しく伝えることで中身のある観光をお客さんに楽しんでいただくという仕掛けを教わりました。これは吹田でも使えます。

飯盛山もただ歩くだけでなく、歴史をかみ締めながら歩くと趣が違いました。

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最後は、商工会議所青年部会長の方に、地域の人材育成と町おこしについて、全国の先進事例を挙げながらお話していただきました。

官と民、複合の視察でしたが、共にいえることは会津の方々は実直でメッセージが熱いということです。

大阪ではあまりまじめにやりすぎると浮いてしまいますが、会津なら問題なさそうです。

また一地方の特性を体で感じることが出来ました。

 

 

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