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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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『より強い日本』は、地域の安定を促進

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こうしたネットワークの構築が一番の国防です。

なかなかお茶の間では、評価されませんが、コツコツ外国との関係を築いていく、政治家の大切な仕事です。

国防や外交あっての経済ですからね!

日豪、米含め安保協力加速 中国包囲網へ豪重視鮮明

2013.1.14 産経

 岸田文雄外相がオーストラリアのカー外相との会談で、米国を含めた安全保障分野の協力を加速させる方針で合意したのは、海洋進出を強める中国を牽制する狙いがある。民主党政権下では豪州側の〝片思い〟が続いていたが、政権交代を機に「戦略的パートナー」として豪州重視を打ち出した形だ。

 安倍晋三首相は就任直後に発表した論文で、豪州、米ハワイ、インド、日本を結ぶ「安全保障のダイヤモンド」を成する戦略構想を明かしている。

 この中で中国については、海上交通路(シーレーン)が通る南シナ海を「北京の湖」として影響力を増していると警戒を示し、インド洋と西太平洋の海洋安全保障を目的とした日米豪印の協力強化を訴えた。

 首相は第1次政権時代もアジア地域などで自由や民主主義、法の支配の定着を目指す「自由と繁栄の弧」構想を掲げた。

 日豪両国は平成19年の「安全保障協力に関する日豪共同宣言」を受け、物品役務相互提供協定(ACSA)や安全保障に関す情報保護協定に署名するなど着実に安保協力を進展させてきた。

 しかし、首脳・閣僚間の交流では豪州の一方的な熱意が目立っている。民主党政権時代の3年余りの間、豪州の首相や閣僚が来日したのは延べ22回だったのに対し、日本側はわずか7回。外務省幹部は「日本がどれだけ豪州のラブコールに応えられているのかという反省はある」と語る。

 豪州は昨年4月に米軍のローテーション展開を受け入れており、中国を念頭に置いた米国との関係強化に乗り出している。日本に対しても協力拡大を要請いる。日豪当局者間の協議では、豪州側が日本に集団的自衛権の行使容認をたびたび求めているという。

 安倍政権は「豪印両国との関係をより高い段階にしたい」 (外務省幹部)として、会談を機に安保協力をさらに拡大させる方針だ。政府内には「公海上で日豪いずれかの船舶が攻撃を受けた際に、双方が守る。”擬似同盟”を将来的には考えるべきだ」 (政府関係者)との声も出ている。(杉本康士)

「安定貢献」東南アジア歓迎

 【マニラ=青木伸行】安倍政権の東南アジア・オーストラリア重視の姿勢について、フィリピンなど東南アジアの多くの国々は米国のアジア太平洋重視戦略を補完し、中国に対するバランサー的役割を担うものとして評価、期待している。

 麻生太郎副総理のミャンマー訪問、岸田文雄外相のフィリピンなど4カ国歴訪、さらには16日からの安倍晋三首相のベトナムなど3カ国歴訪は、域内で驚きをもって受け止められた。

 ある東南アジア外交筋は「訪米日程の遅れという事情があったにせよ、アジアの雄である日本の首相が、最初の外遊先に東南アジアを選んだのは予想外だった。日本の東南アジア重視、ひいては中国への対抗姿勢を肌身で感じる」と漏らす。

 同時に「安倍政権の波状的な東南アジア外交は、オバマ米政権のそれをほうふつさせ、米国と足並みをそろえ中国に対処する意思の表れだ」とも指摘する。「ほうふつさせる」とは、オバマ大統領が昨年11月、カンボジアでの東アジアサミットに際し、クリントン国務、パネッタ国防両長官と手分けし、東南アジア諸国とオーストラリアを訪問し、対中包囲網の形成に動いていたことを指す。

 こうした日本の動きに最も強い期待を寄せているのはフィリピンである。岸田外相との会談後、ロサリオ外相は「(対中)均衡勢力としての『より強い日本』は、地域の安定を促進する一助になる」と明言した。

 南シナ海の警戒・監視能力を強化するフィリピンは、円借款で巡視船10隻を供与するよう日本に要請もした。日本の憲法上の制約を承知の上で「海上自衛隊との、より踏み込んだ直接的な協力と連携」(比政府筋)を求める声すらある。

 こうした期待にどう応えていくのか、安倍政権の真価が今後、問われる。

南シナ海問題、船舶航行の自由・安全ルール必要 日豪外相一致

2013.1.13 20:38 共同

 岸田文雄外相は13日午後(日本時間同)、オーストラリアのカー外相とシドニーで会談し、アジア太平洋やインド洋周辺地域の平和と安定に向け、米国を含めた安全保障分野の協力を加速させる方針で合意した。

 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の一部加盟国が領有権を争う南シナ海問題も協議し、「船舶航行の自由と安全に関するルールづくりが必要だ」との考えで一致した。

 双方がいずれも米国の同盟国であることを踏まえ、岸田氏は「戦略認識を共有し協力関係を一層推進していきたい」と伝達。カー氏は会談後の共同記者会見で「日米豪の3カ国の協力と連携が重要」と強調した。

 会談では、昨年12月の北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に関し、明白な国連安全保障理事会決議違反で安保理が断固とした対応を取ることが重要との認識も確認した。岸田氏は拉致問題解決への協力も求めた。(共同)

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