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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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桃山台小学校 (訪問日平成20年1月18日)

視察・研修報告 |

*校長先生の学校紹介

 本校は創立41年目を迎えました。
子どもたちを取り巻く環境の厳しい中、子どもたちの安全確保のため、保護者、地域の方々の見守り活動の広がりを力強く感じているところです。


今年度は、子どもたちにつけたい力として「聞く力・考える力・表現する力」の育成に取り組み、基礎基本を大切にしながら、
更なる学力向上を目指して、算数少人数指導をはじめ、よりきめ細かな指導を通じ、
一人ひとりの個性やよさをさらに伸ばしていきたいと思います。


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草田校長(写真中央)は、学校紹介にもあるように、
地域の子供見守り活動の充実について詳しく語ってくださったあと、ご本人が考えておられる学校の課題について、
率直な意見を述べてくださいました。


 懇談の後半に参加してくださった谷口教頭(写真左)は、学校の課題に加え、
行政側からできるサポートを提案してくださり、大変充実したヒアリングができました。


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 ある1年生のクラスです。今まで10ほどの学校を回って来ましたが、
小学校1年生でこれほど落ち着いて授業を受けているクラスは見たことがありません。


先生の指導の賜物と感心しました。逆に言えば、
今の子供でもしっかり指導すればここまでできるということですね。

 

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校務員さんが看板を作っていらっしゃいました。


初めて公務員さんにインタビューさせていただきましたが、
設備の老朽化について頭を痛めているとの事。継ぎはぎの修繕では、返って費用もかかるでしょうし、
かといって壊れたものを放置するわけにもいきません。私が校務員の立場になっても同じように悩むであろうと思います。


 


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学校の一角を改装して作られた地域交流室。


非常に綺麗な施設でしたが、
同じ建物内にあるのでどうしても以下写真の学校施設と比較してしまいます。 皆さんは如何にお感じでしょうか?


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神谷コメント


 地域の方の安全維持の取り組みの成果あってか、年々不審者情報が減ってきているとの事。
吹田の学校はどこへ行っても何か地域との連携で事業を進めている報告を受ける。先日の杉並の藤原校長の話ではないが、
もっとこの地域の力を学校に入れてはいけないものか、と先生方と懇談しながら考えた。


 校長先生らとの懇談で、メインのテーマとなったのが
やはり学校教員の任される仕事の範囲の広さの問題であった。子供が減るから先生も減らす、
しかし家庭や地域が昔ほど機能しないから、扱う仕事の範囲は広がる。範囲が広がれば、児童数は減っても人員はいる。
予算がないという現実があるが、市の職員の数をみると随分予算があるようにも感じる。


 私たち大人はもっとよく考えなくてはいけないのではないか?
大人の生活のサポートをする職員と将来をになう子供の生活をサポートをする職員のどちらに予算をかけるべきか。
地域行事の運営や施設についても同じことが言えると思う。


 校長先生も教頭先生も自分の持っている問題意識をお話くださったので、
お話を聞きながら私も深く考えることができた。
現場の問題意識を感じ取ることが、訪問の大きなテーマなので、
お二人から率直なご意見をいただけて本当に有難かった。今回でやっと10校、それぞれの学校ごこと雰囲気や長所、
課題を学びながら、残り44校を早く回りたいと思う。



秘書ちかこの一言


 本年最初の学校訪問は桃山台小学校です。
創立
41年目ということで、
壁・床の老朽化が目立ちますが、広い校舎には子供達の元気な声が響きわたっていました。


この地区では地域の見守り隊やPTAの方々の尽力で、
不審者情報が年々減ってきているとのこと。
地域で子供を育てるのだという意気込みが伝わってくるエピソードでした
(^-^)

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