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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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地方の大切さを見直そう

最近の動向, 最近の動向 |

冒頭に!

協力頂いた皆さん、ありがとうございました。

先日の泉大津市長選挙に続き、
今日、四條畷市長選挙でも

応援していた
東 修平】さんが現職をやぶって勝利しました!

*私が応援に入るまで、敵陣営から「東候補は共産党だ!」と噂を流されていたそうですが、、、私が応援に行ったことで、噂が吹っ飛んだそうです。 私にそんな効果があろうとは(笑)

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28歳の全国最年少市長誕生です。

またいろいろ連携していければと思います!!

4月まで周囲の市長選があと4つあります。

*1月 美濃加茂市 3月 小松市 4月 日南市 +1

一番難しいと考えていた四条畷が逆転勝利だったので、非常に流れがいい。

このまま6連勝といきたいものです。

**********

ここ2年ほど、北陸に足を運んで地域活性化の取り組みに関わっています。

今日はその想いを少しまとめたいと思います。

日本で進む都市化(特に東京一極集中)は大きな問題で、私はずっと分権改革が必要だと考え、議員の時はそれを考える勉強会も運営していました。しかし、あれからも一向に進んでいませんね。

*2010年に龍馬プロジェクトでまとめた日本の課題

将来の大きな憂いになるでしょう。

私は吹田市という大阪市に隣接する町に20年住んでいますから、都市部の様子はよくみてきました。

吹田市は財政も安定してますし、人口も増えています。日本でも非常に恵まれた町だと考えています。

しかし、大都市(その衛星都市)は食料も空気もエネルギーも自給できず、大学などに集まる若者はみんな地方から送ってもらっていて、昨年視察したデンマークの言葉をかりれば、「保育器に入れられた赤ん坊状態」、自然災害などが来たら持ちこたえられません。

ダウンロード

そういった大都市を支えているのは地方であることを我々は再認識すべきではないでしょうか。
私は地方出身ですし、世界の国々を回って、地方の大切さを肌で感じてきました。

しかし、今その地方が人口減少などで、年々力を失っています。これを放置しておくといずれ都市部もダメになるでしょう。だからこそ、今、地方を応援することは非常に大切で、国の進める地方創生も狙いはそこにあります。

ただ、応援するといっても従来のようにお金を分配するやり方は機能しなくなっています。
地方の問題の解決に繋がらないからです。

地方の課題の例

・壮年になるとそこそこお金もあり、もう新しいチャレンジをやろうとしない。
・そこに住む人が自信を喪失し活性化を諦めている。
・国から落ちてくるお金をもらうのが当たり前になり過ぎて、自主財源での運営をそもそも考えていない。
・狭いコミュニティーなかで、利権構造やしがらみが出来上がり過ぎている
・視座の高いリーダーがいない (←地域で育成していない)。

国は地方創生をうたい、都市部の経営者も地域に目を向けているのに、受け入れる体制がなかったり、ルートを作っていなくて、
多くの地方自治体が金太郎飴のような政策をやっているように感じます。

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私はかねてより持論として、地方自治体のリーダーは江戸時代の藩主になったつもりで、町の運営をすべきだと訴えています。

江戸時代は今のように幕府から交付金が降りて来たりしません。逆に参勤交代で使わされていたんです。

だから、全ての藩が財源の確保をしないといけませんでした。

つまり産業の育成です。

それには人材が必要なので、教育に力をいれました。藩校はもちろん私塾や寺子屋などで教育し、江戸時代の日本人は当時の世界最高水準の教育レベルがありました。

また教育によって、藩主を支える家老クラスの人材を揃えておかねば藩が潰れるんですから、地域リーダーの育成は至上命題だったわけです。

自主財源の確保のための産業育成とそれを支える地域人材の教育が今の地方自治体にできていますか?

答えはほとんどの自治体で”NO”です。

子供には国が定めたカリキュラムで受験勉強しかさせず、郷土愛をはぐくみ、地域課題を解決させるような取り組みをさせないから、優秀な人材を全部都会にとられてますし、それで親は喜んでるという、「地方の自殺状態」です。

 

私は、8年前から龍馬プロジェクトをやってきて、仲間が首長になるとずっとこんな話をして、何人かには実際に地方創生のエキスパートを紹介してきました。

すると若い首長がしがらみなく、やる気をもってやっていくと、職員の皆さんのやる気もかわり、人口の少ない地方都市でも上手くいくことが分かってきました。

当然、私は吹田市でもやろうとしましたが、大阪の皆さんは維新の会などの【ムダを削る改革】や【大阪都】などがお好きなようで、産業育成や教育などといってもピンと来なかったようです。人もお金もありますから、要は困っていない町だということだと認識しています。

そして、その次の私の関心は自分が生まれた福井県を含む北陸地方に向きました。

北陸を俯瞰してみれば、そこはまるで【日本の北欧】といってもいいように、

学力が高く、
幸福度も高く、
女性の社会活躍もあり、出生率も悪くない、
住民の経済格差も小さく、
歴史は古代からすごいものがある

という他の地域に勝るアドバンテージがたくさんあります。

にもかかわらず人口は減少していて、
中でも私の故郷の福井は、
新幹線効果もまだなく、財源の頼みの綱の原発が止まったまま、という厳しい状態です。

それなら、私がつくってきたネットワークや経験を活かし、北陸地方の資源や人材を活かした取り組みをつくっていくことで、日本全体や関西の活性化に寄与できないかなあ、と考えたわけです。

 

そこで最近は、北陸の若手の政治家(政党は問わず)や経営者を集めてミーティングを毎月開いています。

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今回その会場が福井だったので、ミーティングに合わせて10年前からお世話になっているあわら市の橋本市長と懇談させて頂き、

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若狭町では、龍馬プロジェクトメンバーの渡辺町議の案内で、佐久間勉記念館やかみなか農楽者を視察、

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市役所では中村副町長や小堀県議らと懇談させて頂き、私のアイデアや理念をお話してきました。

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北陸でやりやすいのは、私の国家観や歴史観、教育観を話しても、大阪とは違い、誰も「右翼」だなどと言って、イデオロギーの対立にもっていかないことです。大阪に限らず、関西とか都市部は変なイデオロギーの方のが多くて困ります。これも教育の弊害でしょう。

私の政治政策は、日本の古代からの歴史を見て、現代なら世界を見て考えています。これだけ世界が近くなってくると日本だけ、自治体だけで考えていて、良い政策が生まれるわけがありません。

そう思って、歴史を調べ、世界を旅し、日本を回っています。

今は時代の大きな変わり目です。何がおきても不思議ではない。

そんな時期だからこそ、日本では地方を大切にして、人を育て、食料や水、エネルギーの自給体制などをつくるべきだと思います。

もうすぐ【サバイバルファミリー】という映画も上映されますね。まだ観ていないので、決め付けはできませんが、恐らく都市の脆さを描く部分があると思います。

大震災、武力戦争、自然災害からの食料戦争、何があるかわかりません。

そんなことも想定しながら、我々の未来を考え、もう一度地方の大切さを見直していきませんか。

私は、九州の自治体などにも関わりますが、軸は関西で、そして北陸にも足を運びたいと思いますし、求められる場所で力を発揮したいと思います。

 

****** 番外編 ******

まず簡単にできる事として

4月に富山、石川、福井、岐阜を周る研修ツアーを企画しました。

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 北陸【白山王朝と古代日本史】探求ツアー

皆さんは白山王朝なんて聞いたことないですよね。

私も昨年までありませんでした(笑)

偽書と言われる竹内文書に出てくるんです。私も昨年は富山まで行っていろいろ調べましたが、偽書でもファンタジーでもいいんです。

研修を通じて、

【我々が刷り込まれた歴史や価値観が絶対のものじゃないのかも】という気づきさえあれば!

こんなツアーを通じて、いずれは海外の方にも北陸の魅力なんかを伝えれたらいいなと考えています。

このツアーはスタートです!
まだいろいろ北陸の可能性を探る企画を考えているので、皆さんお楽しみに。

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