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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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お金と時間

ブログ, 最近の動向 |

【ある学生のメッセージ】

先日考えさせられることがありました。

ある会合で出会った大学1年生に、
「人の可能性を広げる話をしたいから時間を欲しい」と言われて少し話をしました。

会って、「日本の教育の仕組みとなぜ今のような形になったか」を簡単に話したところ、

自分の作った大学のサークルで話して欲しいと依頼を受けました。

わざわざアポを取って会いに来て頼むのだから
想いがあるのだろうと引き受けました。

ただ、一点。
「無料でやるのは参加者にとっても良くないから1000円でも500円でも対価を取って集めて欲しい」と言って別れました。

すると夜にメールがきて、
どうしてもお金をとるのは嫌だと書いてありました。

理由を聞くと、、

「お金のフィルターをかけたくない」
「情報は平等に共有しないといけない」

と返ってきました。

私は、

「情報をタダで貰えると思っているのが日本人の悪いところで、無償の情報には別の意図がある」
「その理屈だと大学も無償にしないといけないけれど、大学にその理屈は通るのか?」
「私が情報を得るために費やしてきた時間や対価をどう考えるのか?」

と再度返しました。

すると、質問に対する直接の答えはなく、

「これまでの講師は無償できてくれた」
「無償だからこそ学生として期待されている喜びや興奮がある」

とまた返ってきました。

彼は「これが今の一般の学生の姿なんだ」と書いていたので、少し立ち止まって考えてみました。

世の中のお金に対する考え方が変わっていて、
ひょっとすると私の道具としてのお金の使い方が流れに沿わなくなっているのでは?
なんて考えたわけです。

日頃、「道具であるはずのお金に人間がコントロールされている」なんて話していながら、自分の捉え方が間違っていたらとんでもない「業」を生んでいることになります。

そこで、LINEやTwitterで皆さんに投げかけてみたところ、、、、、
100名近い皆さんから様々なメッセージを頂きました(全てに返信ができていません)。

ありがとうございました。
ほとんど全員の方が、「無償はいけない」という内容で賛同してくださったので、

やはりそうですよね~
と思ったという話です。

【人にメッセージを伝える】

私は結構強い意見を言うタイプの人間ですが、
結構相手の意見も柔軟に捉えます。

だからたまに言葉に騙されてしまうことがあるのです。
しかし、よく観察したり、時系列で見てみると、

いいことを言っていても、、、、

「言っていることとやっていることが違う」
「過度に自分を正当化し、今はこちらがトレンドであなたは古い、と言った論法で自分の意見を通そうとしている」

ということが結構多いです。

日本人は新しいものに飛びつきやすいので、

「もうその考え方は古い」
「あなたはそれに縛られている」

なんて言われると反応してしまうんですよね。
そういう私も、「情報が間違っている」という言い方をすることはあります。

しかし、その時は、歴史的な事実や資料に基づいて言うか、

自分である程度検証したことを言うようにしています。
そうでないと、人のストレスや不安、無知に付け込んで、

洗脳のようなことすらできてしまうからです。
知らず知らずでも人に嘘をついてはいけないし、自分も誘導されてはいけないと思っています。

【行動こそ本音】

学生とのやり取りでは、
「学生だからといって甘えてはいけない、
講演依頼は白紙にして、そんなに話が聞きたいというのなら有料の勉強会に来てください」

と別のセミナーを勧めたら、学生にはお金は出せないからいけないとのことでした(^^;;

「神谷さんの話を是非聞きたい」とのことでしたが、

最終のメッセージをもらってがっかりでした。
やはり行動にその人の本音がありますね。

いくらいいことを書いても、大義を並べても、その人の行動を見ていこうと改めて思いました。
また自分の行動にも気を付けようと。

【お金と時間】

今回頂いたメッセージの中で、植松さんのblogを紹介してくださったものがありました。

皆さんにも是非読んでいただきたいので紹介します。

↓↓↓↓
https://ameblo.jp/nyg1t10/entry-12417806191.html

読んでいてものすごく共感しました。
皆さんは何を感じますか?
私は人の時間について考えました。
お金以上に大切なものは「時間」だと思っています。

tokei

だから人の労働にお金という道具を使って応えるんですよね。

偶然にも学生とやり取りのメールをした同じ日に私も別の方に講演の依頼をしていました。
出てきた条件は1時間200万円。

さすがに「おいおい」と思いつつ(笑)、こちらは〇〇万円しか用意できないとお答えしました。

テレビにも出るような方ですから、わからないことはありません。
おそらくそのくらいあげておかないと依頼がさばけないのでしょう。

講演などは悪く言えば、時間の切り売りです。
ですから、聴衆がぼーっと聞いているだけの会は話していても虚しいだけです。

私が話すなら、聞いた人の気持ちに届き、
その人の行動が変わるくらいのものでないとやりがいがない。

しかし、聞く側もそんな気持ちで依頼する人ばかりではない。
だから金額のハードルをつくるのだと理解しています。

回りくどい話をしていますが、
何が言いたいかと言うと
人の時間には値段がついている世の中であるということです。

皆さんはこの映画を見ましたか?
img_0
「TIME」
https://filmarks.com/movies/36460
私が皆さんに薦めている作品です。

この映画のような世の中になったら最低ですが、

既に近い状態にあります。
私はこんな世界は否定したい。

だから今回少し考えたわけです。
しかし、道具としてのお金は便利です。

それを倫理観をもって上手に使っていきたい。
私だけでなく、日本人が全体として。

「お金」は必要。
しかし、それは最上のものではない。

目に見えないもっと大切なものがある。

人の思いや人の時間。

それを頂いた御礼の一つとして「お金」を使うのですよね。

私は、飛び回っていて妻や子供と一緒に過ごせる時間が取れていません。
そこに負い目を感じています。

しかし、私には成し遂げたいことがある。
それは妻や子供のためにもなること。

だから、結婚前から妻にも理解してもらっている(はずだ)し、本気で時間を使っています。

だから集団行動やイベントで時間を守ってもらえなかったり、
約束を急に反故にされたりすると、非常に腹が立ってしまいます。

皆さんは人の時間を大切にしていますか?

特に身近な人の。
私にとっては、妻や息子と過ごす時間は貴重なので、一緒の時はどこかに連れていきたい、おいしいものを食べさせたいと思っています。

人に約束を取り付けたときは、
時間を頂いてありがたいと思っています。

私も含めて、
意外と忘れていることが多くあると思うのです。

今回は、こうしたことを改めて考えるいい機会でした。

大学生に感謝したいと思います。

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プロフィール写真

神谷宗幣 (かみや そうへい)龍馬プロジェクト全国会会長

昭和52年福井県生まれ。関西大学文学部・関西大学法科大学院卒業。
21歳の時、1年間海外で生活し、外国の若者と交流する中で「日本人に生まれたことの感謝」と「思考停止している日本の若者への問題意識」に目覚める。
2013年に株式会社グランドストラテジーを設立し、インターネットチャンネル「CGS」を開設し毎日番組を配信。大阪府吹田市を拠点に活動中で、日本人の意識改革のための海外研修及びセミナーや、「CGS」とリンクした「歴史」「主権者教育」「キャリアデザイン」「政治のしくみ」などをテーマにした講演は、若い世代を中心に多くの支持を得ている。
執筆活動も行い、主な著書として「大和魂に火をつけよう」「坂本龍馬に学ぶ仲間をつくる力」などがある。