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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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対策へ「残り時間」少ない『2042年問題』

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2042年、生きていれば私は65歳。

今の自分の父親と同じくらいになります。

このままの人口推移では、
少なからず経済競争力、国防力は減退します。

しかし、自分のことだけ考える人は、
自分の保身だけ考えるでしょう。

日本というチームをどうするか?
それを考える若者を増やさねば、あらゆる分野で危機が増えていきます。

ずっと訴えてるんですが、、

詳しくは是非こちらの本を読んでみてください。

大和魂に火をつけよう!

対策へ「残り時間」少ない『2042年問題』 論説委員・河合雅司

2015.1.18 09:50更新 産経

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◆貧しい高齢者が増大

 「2025年問題」という言葉が話題となっている。団塊世代が大病を患いやすい75歳以上となり、医療・介護費がかさむとの懸念である。

 だが、より深刻なのは2042年だ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、高齢者人口が3878万人でピークを迎える。これに対し、勤労世代である20~64歳は2025年に比べて1345万人も少ない。

 第3次ベビーブームは到来しなかったのに、団塊ジュニア世代が高齢者となるのだから当然だ。2042年以降も高齢化率は伸びるが、高齢者向け施策は人数が一番多くなる同年に合わせて対策を進めなくてはならない。社会コストは大きくなるだろう。小欄はこれを「2042年問題」と呼ぶこととする。

 「2042年問題」の厳しさは、貧しい高齢者が増えることにもある。就職氷河期と重なった団塊ジュニア世代には、思うような職に就けなかった人も多い。低年金や無年金者が増大するとの予測だ。昨今の未婚者が年を重ね、独居高齢者もさらに増える。

 現在、政府が進める社会保障・税一体改革の主眼は「2025年問題」対策だ。「2042年問題」を乗り切るための準備を開始しなければ間に合わなくなる。

◆急がれる2つの政策

 ただちに着手すべきは年金の支給開始年齢の引き上げと少子化対策だ。両政策とも相当の年月を要する。2042年までの「時間」はさほど残されているわけではない。

 支給開始年齢の引き上げとは、2042年時点の高齢者数を減らすのが目的だ。日本ほど高齢化が進むわけでない米国やドイツですら67歳、英国も68歳まで上げる。日本も避けるわけにはいかない。

 まず誤解を解き、議論を始めるだけで時間がかかりそうだ。対象は「将来の高齢者=若い世代」だが、構想が持ち上がるたびに高齢世代が反発して先送りされてきた。

 高齢者雇用の充実も必要だ。引き上げが決まったとしても即座に実行に移せるわけでない。人生設計に多大な影響を及ぼすため、何十年もかけて進めざるを得ない。

 一方、少子化対策は2042年の勤労世代を増やそうというものだ。しかし、こちらも一足飛びには行かない。生まれた子供が成長して働き始めるのに、20年近くの年月が必要だからだ。

 政策で産みやすい環境を整えることができたとしても、最終的に結婚、出産するかどうかは国民の判断である。

 いまや日本の少子化は“危険水準”にある。厚生労働省の推計によれば、昨年の出生数は約100万1千人と過去最低を更新しそうだ。1千人程度の誤差は想定され、100万人を割り込んでいる可能性もある。政府が対策に乗り出したからといって、ただちに社会の雰囲気が変わるわけでもない。

◆出生率目標で機運を

 一方で、政府に変化が見え始めた。安倍政権が「地方創生」の名で人口減少対策に乗り出したことだ。昨年末に政府がまとめた「長期ビジョン」は、2020年の合計特殊出生率が1・6程度、2030年に1・8程度、2040年に人口が一定となる「2・07」を達成すれば、政府目標の「1億人程度維持」が実現するとの道筋も示した。

 これまで少子化対策が効果を上げなかったのは、戦時中の「産めよ殖やせよ」への国民の忌避感が強かったことが大きい。政治家や官僚は及び腰となり、子供が生まれてこない現状の打開が課題なのに、批判が出にくい子育て支援に比重が置かれてきた。

 政府は、今回も批判を懸念して「長期ビジョン」は目標値ではないとの立場をとっているが、「2042年問題」の解決に向けて、人口減少や少子化に歯止めをかけようという政府の変化を確かな流れにしていく必要がある。

 自治体には出生率や出生数の目標値を掲げているところが少なくない。国民にプレッシャーを与えてはならないが、数値目標のない政策の実効性が上がらないのも事実だ。ここまで出生数が下がった現状を考えたとき、政府としての出生率目標を掲げ、首相自ら国民的機運を高めていくことが求められる。

 これらの政策以上に重要なのは、2042年に社会の中心となっている現在の10代、20代が問題意識を持つことだ。若き世代に「日本の未来」を考える機会をいかに提供していくのか。われわれは“時間との勝負”に負けるわけにはいかない。

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