戸塚ヨットスクールの勉強会 文責:松崎千夏(10期インターン生)
戸塚ヨットスクールの校長である、戸塚宏さんの講演会に
参加いたしましたので、ご報告します。
まず、皆さんはヨットスクールをご存知でしょうか。
これは、「人間の生きる力を100%開花させる」事をうたい、「基礎精神力を養う」事を目的に、
ウィンドサーフィンを使ったトレーニングを行っている団体の事です。
登校拒否・引きこもり・家庭内暴力・非行などの問題を抱えた生徒が参加しています。
この講演会の中で、戸塚さんはしきりに、「今の日本はだめだ」というようなことを
おっしゃっていました。今の日本は、偏差値秀才が多すぎますし、
偏差値秀才を育てる事が国としての目標となっています。
しかし現状では、自分が使う言葉の意味さえ分からずに人と話しているのです。
例えば「権利」という言葉。正しい行動をしてからこそ権利が守られる、というのが
正しい解釈ですが、今の若者は何でも権利だと勘違いして、「人を殺す権利がある」
「食べる権利がある」といって殺人や万引きをしてきているのです。
同様にして、「自由」「平等」も、自分が生まれた時から必ず持っているものだと
思っています。このような考え方は、ヨーロッパから入ってきました。
さて私達は、今のままでよいのでしょうか?答えはNOです。伝統的な大和魂を呼び起こし、
多くの失敗や罰を経験して進歩する、このような積極的な姿勢が必要なのです。
ヨットスクールでは、このような考え方に沿って、ウィンドサーフィンを通して生死の経験をさせ、
命の大切さを学ばせています。
感想
大きな罪を犯した人がこの取り組みで心を変えることはもちろん大切だと思いますが、
何も行動しない人・世間に興味がない人の方が世の中には多くいると思います。
この人達の心を変えることが必要なのではないか、と感じました。
日本を良くする方法として、世間では経済復活や既存のシステムの見直し、
雇用の増加など、政治家が全体の事を見て話されますが、最も大切で意味のある方法は、
国民の意識を変えることだと強く感じました。そのために、教育の制度や内容を変えていかなければならないのです。
文責:松崎千夏(神谷インターン10期生)