日々の活動やニュースに対する考え、視察の報告などをブログにまとめています。

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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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親学の必要性(文:坂元)

スタッフブログ |

私は、会社員としての仕事、神谷事務所スタッフとしての活動の他に、18~30歳までの社会奉仕・地域交流団体であるローターアクトクラブ(Rotaract Club:通称RAC)の吹田支部にも在籍しています。(名前からもお分かりかと思いますが、ローターアクトクラブはロータリークラブの青年版という位置付けです。)

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先日、他地域のRACからのお誘いで、大阪市港区にある児童養護施設「社会福祉法人海の子学園 大阪市立入舟寮」の3~12歳の子供達、総勢約60名との運動会に参加してきました。

何らかの理由で親元を離れ、施設で保護・養育されている子供達ですから、「初対面の大人になついてくれるだろうか?」と心配しながら運動会が始まりました。ところが・・・そんな心配は一瞬で吹き飛びました。

抱きつく、くすぐる、髪を引っ張る・・・果てはここに書けないことまで、色んなことをしてくれました(汗)

私も調子に乗って、お馬さん、肩車、2人を一度におんぶするなど、運動会そっちのけで子供達と遊んでしまいました(大汗)

やっぱり子供は子供だなあと思い、運動会の後で入舟寮の職員の方に話をすると、「違うんです」という答えが返ってきました。

「子供達の人数に比べて職員の数が少ないので、一人一人に十分なスキンシップができていないんです。みんな淋しくて、それで皆さんに飛びついたんですよ」

この言葉を聞いて愕然としました。そして、一緒に遊んだ子供達の笑顔が浮かんできて、泣きそうになりました。

やむにやまれぬ事情があって、子供を施設に預けた親もいるのでしょう。しかし、生んだ子供に愛情を注いで育てるのは、どこまでも親の責任であり、義務です。親の無責任のシワ寄せは、結局一番弱い立場の子供達にいってしまいます。「親は子供を生んだら親になるのではない。親としての自覚を持って、初めて親になるのです」という、親学推進協会理事長の高橋史朗先生の言葉が、改めて胸に響きました。

微力ながら、神谷議員と共に「親学」の普及に取り組んでいく決意を新たにした一日でした。(親学についてはこちらへ)

また、入舟寮の子供達に会いに行こうと思います。

注:本当は、子供たちと撮った写真を掲載したかったのですが、養育児童の安全保護の観点から、施設の子供たちの写真公開は禁止されております。

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