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TRC 新座ブックナリー

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今日は朝から龍馬プロジェクト関東メンバーと会食し、

その後新座市へ。

公共図書館や学校図書館の本がどのように発送されているのかを視察させて頂きました。

毎日平均6000冊の新刊が発行され、
ここには総数180万冊の本が備蓄されています。

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毎日の出荷数は平均三万冊。

通常三週間かかるところを効率化をすすめ5日で発送できるようにされています。

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本の出荷の他にも図書館を使った町づくりの研究、応援事業もたくさんされていて、今月29~31日にはパシフィコ横浜で事例発表の会も開かれるそうです。

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さらに、日本中に眠る郷土資料の電子化もすすめられていて、

TRCのホームページから無料で閲覧ができるサービスも教えて頂きました。

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石川県の郷土資料はすごかった。

皆さんも見てみて下さい。

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花まる学習会を見学し、教育改革についていろいろと考えてみた。

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昼からは東京に戻り、

東北に集まったメンバーとはまた違う龍馬プロジェクトメンバーと合流し、

関東で有名な花まる学習会の教室を見学させて頂きました?

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まずは幼児のクラス。
先生の指導のスキルに驚きました。

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続いて小学校低学年クラス1~3年生が一緒に学びます。

90分に読み書きそろばんが全部入っていて、児童はかなり集中しています。

花まる学習会は進学塾ではなく、

子供の思考力や学習習慣を身につけさせるところと私は理解しました。

90分の中に、小さな成功体験がたくさんできるように組まれていて、

子供たちは非常に積極的。

できない事を叱るのではなく、できていることを褒めまくるというのが基本スタンスだそうです。

基本が班活動で各班に先生がついて指導してくれるからできるんですね。

一番身につけて欲しいのは人の話をきける態度だそうで、
ハンディキャップのある子もまずは話を聞けるようにするとのこと。

実際今日もそれができている様子を拝見しました。

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みんなかなり熱心に見学。

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子供は15秒でできるブロックの片付けに我々は、、、f^_^;

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懇親会には、高濱代表もご参加頂き、教育について熱い意見交換をさせて頂きました。

自分でメシを食べられる人間にする!

代表の教育理念は私と同じでした。

もっというなら、人の役に立ち、人から求められる人になること。
一隅を照らす生き方のできる人間を育てる教育が求められています。

このあたりの価値観もかなり共有できました。

教育は人なり。

代表の肉声をお聞きでき、花まる学習会の原点を確認できました。

同じ思いをお持ちの教育者を私はたくさん知っています。

しかし、世の中に自立できない若者や夢を持てない若者が増えているのは、やはりこうした思いの教育者や親が少ないからでしょう。

負のスパイラルをどう反転させるか?

私の政治課題です。

吹田でモデルをつくる計画が、

維新もどきの市長候補により潰れました。

その人物行政改革なんていいながら、

汚職疑惑で維新を首になり、

100条委員会にかけられ、

次の選挙のために派手にやった事業見直しした事業をこっそり復活させています。

そんな政治屋のせいで我々の教育に対する想いや市民のための計画は頓挫しました。

今日のように教育現場の想いある取り組みを見るたびに、

市議時代の自分たちの不甲斐なさを思い出し、また半ばで吹田を離れたことに無念を感じます。

地方を変えるためには国の制度を変えることが必要。
しかし、国の制度を変えるには地方の良きモデルが必要。

両方やりたいですが、体は一つ。

役割分担でやっていたつもりでしたが、、

私が一隅を照らすにはどうしたらいいのか?

学びながら、仲間と語りながら考える日々です。

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石巻 女川訪問

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昨日の午後からは龍馬プロジェクトの東北メンバーと合流し、石巻市に。

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74人の幼い命が失われた大川小学校を訪問し、地元の阿部石巻市議から当時の状況や今のあと処理の現状を教えて頂きました。

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その後は、女川の復興プロジェクトの皆さんに取り組みのヒアリング。

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また、須田女川町長から町の再開発に向けての取り組みをお聞きしました。

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また、トレーラハウス「エルファロ」の佐々木理事からは、ご自身がご家族を失われて、トレーラハウスの設置に関わった経緯や当時の状況、今後の展望などをお聞きしました。

エルファロとはスペイン語で灯台という意味なんですね。地域を照らす灯台のような役割を目指されているのを感じました。

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素敵な宿です。またみなさんも足を運んでみて下さい。

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夜は仮設の居酒屋で東北の美味しい魚を堪能しました。

途中から町長が合流してくださり、熱い想いを聞かせて下さいました。

キーワードは、「我々若い世代が」だったと思います。

20年後に後悔しない町の復興。

20年後の若者が、自由に作り変えられるフレキシブルな町の基盤づくりを考えておられるのだと感じました。

それには、経験ある先輩にまかせるより、今の若者が20年後に責任をもってやるべきだ、と。

我々の世代ができることをと。

本当に気合いと覚悟が半端ではなかった。よいプレッシャーを頂きました。

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今日は帰り際に石巻の石ノ森萬画館に!

前回来たときは、また閉館中で周囲も無茶苦茶だったので、だいぶ整備され少し安心しました。

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最後は私の好きな政宗公の銅像を16年ぶりにみて、東京に戻ります。

2日間のしかありませんでしたが、
たくさんの方のお話が聞け、たいへん有意義な視察でした。

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登米市、南三陸町訪問

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今朝仙台から車をとばし、登米と南三陸を回ってきました。

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登米では、被災地で若者の雇用をつくる活動をしておられるユナイテッドアースさんの事務所を訪問。

被災直後から様々なボランティアの受け入れもされており、彼らの活動を通じ、すでに50人ほどの若者が現地に移住し、結婚などもされているとのこと。

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南三陸に行く途中の道路には、昨年までなかったコンビニやガソリンスタンドができ、土地の整備も少しだけすすんだようです。

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シンボルとなった防災庁舎も来月で取り壊し、毎年みてきましたが、これ見納めです。

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町には新しく仮設の市庁舎も建設されていました。

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また町では、地元の南三陸ふっこう青年会に所属する山内さんから、町の経済状況や復興の様子などをお聞きしました。

事業を活性化したくても人出も足りず、また住居も仮設のままで、不便が多いようです。

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一方、大阪からボランティアで南三陸にきた森加奈子さんからもお話をお聞きしました。

一年前にボランティアできて、その後は復興支援の仕事で生計を立ててきたが、仕事が減ってくると地元の方の仕事を奪うことになるので、辞めて、

今は地元の方とアクセサリーなどを作りながら、若者や子連れのお母さんが集まれるカフェのような場所を作りたいとのこと。

大阪の生活を知っているので、こちらでは、収入も少なく不便を感じる、しかし、一緒にいたい人たちがいるから、踏みとどまっている、とのことでした。

こうやって外から人が来ても、力仕事以外の雇用がなく大変な様子をききました。

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森さんの仲間のみなさんは、
被災地の状況を伝えるフリーペーパーをつくったり、
町全体を使った学園祭のようなイベントを企画されていました。

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「fortune宮城」「おらほの学園祭」で検索してみて下さい。

午前中最後は、登米市に戻り、やまと在宅診療所の方から、地域の在宅医療に行政とチームをつくり取り組む活動をお聞きしました。

市民病院、医師、看護師、薬剤師、介護事業者がチームで取り組む活動は私も例を知りません。

今日は十分な勉強まではできませんでしたので、また引き続き、学ばせて頂くお約束で次に向かいます。

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いつかくる危機

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夢があるのかないのかわからない話です。

日本は海面が上がっても大丈夫な国土ですが、

震災にはもっともっと備えるべきでは?

以下の記事の内容ほどの規模ではないにせよ、もっとリスクヘッジをかけるべきです。

他人事ではなく、日本も備えましょう。

人工の浮島に望みをつなぐ
2011年09月16日

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清水建設の海上都市

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清水建設の海上都市

海面の上昇があまりに早く進行しているため、太平洋の小国キリバス共和国(Republic of Kiribati).は10万人の住民を人工島に移住させることを検討している。先週開幕した加盟16カ国による 太平洋諸島フォーラムで、アノテ・トン大統領は極端な解決法が必要で、現在、「海底油田の掘削リグに似た人工島」に約20億ドルの拠出を検討していると語った。

 「そのモデルを見た時には、SFのようだと思いました。まるで宇宙の話のようだと。とても近代的で本当に国民が住めるのかとも思います。でも孫の世代のために、一体何ができるでしょうか。家族とともに水没するしかないとしたら、あのような掘削リグに飛び乗りますか?答えはイエスでしょう。選択肢が減っていく中、私たちは残りの選択肢をすべて検討しているところです」

 キリバスだけではない。ツバル、トンガ、モルディブ、クック諸島、ソロモン諸島はいずれも海面上昇に悩まされており、海岸堤防の費用捻出も難しい。キリバスでは既存のインフラ保護のためだけに至急9億ドル以上の支払いが必要なのだ。

 だが歴史が示すように、たとえ海面が数メートル上昇したところで、その国が太平洋上にとどまっていられないというわけではない。

 ペルーのウロス島では、チチカカ湖上に水草で作られた 40の浮島村で人々が暮らしている。現在のメキシコシティにあたるアステカ時代の首都テノチティトランにスペイン人が到着した時には、テスココ湖上の小さな島には25万人が住んでおり、その周囲を数百の人工島がとり囲んでいた。

最近の例では、オランダ、日本、ドバイ、香港が、空港、住宅建設のため人工島を作ってきた。ロンドンのボリス・ジョンソン市長はテムズ川河口に5つの滑走路を持つ 巨大国際空港をヒースロー空港に代わるものとして建設するというビジョンを持つ。

キリバスはモルディブから学ぶところもあるだろう。首都マレと数百の観光島から出るゴミは、 人工の島ティラフシ島に送られている。その島の面積は1日に1平方メートルずつ増えている。

カスピ海に浮かぶスターリンの町 Neft Daslariは建設後60年経った現在も機能している。ピーク時にはアゼルバイジャンの沿岸54.7キロメートルにわたって5000人の石油作業員たちが住んでいた。それは水上の1本の道路に始まり、やがて全長300キロにも伸びた。それら道路のほとんどは沈没船の船底の上に建設されたものである。

キリバスはメキシコの スパイラルアイランドを模倣することもできるだろう。これはイギリスの建築家リチャード・ソワ(リッチーの愛称で親しまれている)氏が25万本のペットボトルを使って建てたものだ。2005年のハリケーン・エミリーに破壊され、現在再建中である。太平洋には数百万トンのゴミが浮かび、それを収集する作業も計画されているため、 キリバスにこのような島が作られれば一石二鳥といえよう。

歴史が示すように、たとえ海面が数メートル上昇したところで、その国が太平洋上にとどまっていられないというわけではない。

だが、トン大統領が抱くイメージは、より未来的なビジョンに彩られている。

大統領はベルギーの建築家ビンセント・カラボー氏による浮遊都市のコンセプト「Lilypad(スイレン)」を見たことがあるのかもしれない。この「エコポリス」は太陽光、風力、波力で発電できるだけでなく、大気中のCO2を取り込み、地表の二酸化チタンに吸収させることもできる。

バンコクの建築家S+PBA 氏は首都(メトロポリス)バンコクにやがてはとって代わる、浮遊都市「 ウェトロポリス」という構想を生み出した。バンコクはもともと湿地で、海面が毎年数センチずつ上昇し人口増加が著しいことを踏まえると、海面上昇に立ち向かうより、それを受け入れるほうが安価で、生態系にも健全だという。

さらに特異なのは、ドイツの建築家ウォルフ・ヒルベルツ氏による「Autopia Ampere」という名の 自己生成する海の町 だろう。ヒルベルツ氏は 電着というプロセスを用い、水中で自らを建築させようという計画している。まずは、一連のワイヤーメッシュの電機子にソーラーパネルで発電される低電圧直流電流を送る。やがて電気化学反応により海の鉱物が電機子に引き寄せられ炭酸カルシウムの壁を形成していくというものだ。

島は常に政治的夢想家らを魅了してきたが、現在は億万長者を魅了している。ヘッジファンドマネージャーかつ技術的夢想家の ピーター・シエル氏は、グーグルの元エンジニアでノーベル賞を受賞した自由市場経済学者ミルトン・フリードマンの孫でもあるパトリ・フリードマン氏と手を結び自由主義的浮遊国を夢見ている。

彼らの構想は、国際水域にいかりを下ろした石油掘削リグ型のプラットフォームをいくつも建て物理的につないでいくというものである。起業家たちが新しい国家を建設し、そこにはきまりも法も戦争も、武器使用制限も、道徳的規範もない。いずれは数百万の「海への入植者」が住むようになるだろう。

初めてのディーゼルパワーによる、270人が収容できる部屋数を備えた12,000トンの建物の試作モデルが設計されているという。最終的にはそれらを数十機(あるいは数百機)つなげることも可能、と フリードマン氏は言う。彼は来年、サンフランシスコ沖に浮遊オフィスを備えた小艦隊を進水させたいと考えている。

結局のところ資金が頼りだが、貧困国には十分な資金はない。世界が数十億ドル支援すれば(トン大統領も国民もおそらくその方がありがたいだろう)キリバスが現在の場所に留まることは技術的に可能なはずである。

とはいえ現実的には、オーストラリア、ニュージーランド、その他大きな太平洋諸国はキリバスに土地を提供する役割を大々的に担うことになるだろう。そして今後30年の間に世界は人々が次々と避難する様を目にすることになるだろう。

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