日々の活動やニュースに対する考え、視察の報告などをブログにまとめています。

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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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情熱ある教師が日本を良くする

活動報告 |

昨日は千葉県で、日本(やまと)教師塾の勉強会に参加してきました。20代、30代の教師と学生の自主勉強です。

今回のテーマは18歳からの選挙権。

  まず、最初は小学校の先生方の実践報告。

昨年話題になった、安保法案の可決の様子をまとめたテレビ報道を子供たちにみせ、印象を話し合わせたのち、
安保法案の中身や国際情勢、各国の評価を伝え、多角的な視点から政治課題を理解することを伝える授業でした。

素晴らしかった。

  続いては、小学校6年生の卒業前の2カ月で選挙を行った事例。
約70名の子供たちを政治家とメディアに分けて、政治家は政党をつくり公約をスピーチします。
それをメディアが報道し、小選挙区と比例代表で投票したのち、実際に学校内で公約を実現して卒業するというものでした。

私が今まで見た中で最高の模擬選挙で、スピーチや瓦版はかなりの完成度。

これを2カ月でやる先生の指導力にたまげました。

全国のJCでやってもらいたいくらいのものでした。

  
後半は約3時間で私が講義を!

・有権者教育の必要性 
    民主主義の課題と機能させるための最低限度の取り組み

    対話の重要性とメディアリテラシー

・直近500年間の世界の歴史と日本

・国際情勢と私たちの生活

といった内容をかなりかいつまんでお話しました。

終了後、沢山のフィードバックをもらいましたが、やはり現場の先生方は知らない話が多かったようです。

世界史の高校教師、市議会議員、府議会議員や衆議院議員の選挙龍馬、プロジェクトの活動、世界約50ヶ国を周った経験、の集大成のような講義ですから私ならではのオリジナルです。

それをやる気のある若手の先生方に伝えられたことは、震えるほどの充実感です。

何故なら必ず彼は私の話を活かして子供たちに良い教育をしてくれるとイメージが頭に浮かぶのですから。

  
私は日本の教育を変えたくて政治家になりましたが、なかなか政治で教育は変わらない、教科書ですらままならない。

であれば教える人に、未来の子供たちに必要なエッセンスを伝え、彼らに広げてもらう方が早いのではないかと感じる今日この頃です。

次の日本の変化は、外圧でも上からの指示でもなく、下からの民意の突き上げでなくてはならないと考えて、昼夜仕事をしています。

その中で昨日の研修は本当に良い機会でした。
先生方から海外を見たいとの提案もあったので、夏に先生向けの海外研修を企画します。
今回は関東でしたが、次は他の地域でも志ある先生を集め、ネットワークをつくり、日本の教育に風穴をあけていきたいと思います。
  
また昨日はゲストで、『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(授業づくりJAPANさいたま発行)を書かれた斎藤武夫先生にもきて頂きました。  
私は先生の本のファンでしたが、

なんと先生はCGSのファンでいて下さり、また新しい交流が生まれました。

有難い1日でした。

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