日々の活動やニュースに対する考え、視察の報告などをブログにまとめています。

メイン画像
神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

裁判員制度で裁判官はヘトヘト

ブログ |

法科大学院といい、裁判員制度といい、日本の近年の司法制度改革は良い結果を生んだのか?

誰か検証したんでしょうか?

私は元に戻した方がいいと考えています。

裁判員制度で裁判官はヘトヘト

ゲンダイネット 2012年08月30日10時00分

 大阪地裁の村田健二裁判官(57)が、裁判長を務める裁判の判決当日(8月23日)、官舎の自宅で首吊り自殺をしているのが見つかった。

 遺書は見つかっておらず、原因は不明だが、現職裁判長の自殺は前代未聞。法務省も大慌てで内部調査を始めた。

「村田さんは三重県出身で早大卒業後の1986年任官。担当は刑事裁判が中心で、東京地裁、名古屋地裁をともに2度経験するなどエリートでした。津地裁では2009年9月、東海地方初の裁判員裁判だった強盗致傷事件で、裁判長を務めた。マジメで厳しい判決を出す一方、被告に優しい説諭をする一面もありました」(専門誌記者)

 村田裁判長を追い込んだものは何なのか。真相は闇の中だが、元裁判官の古性明弁護士は「3年前にスタートした裁判員裁判で、かなりの負担がのしかかっていたはず」と指摘する。

「初対面の素人6人に、公判の流れや論点を分かりやすく説明し、一人一人の意見を聞いて結論を出すというのは、裁判長にとってかなりの重労働です。昔より複雑化した事件は多いし、しかも短期間で判決を出さないといけない。ひとつの裁判を終えても、10~20件裁判を抱えているので、すぐに次をスタートさせないといけない。この3年間、休む暇などなかったでしょう。また、村田さんはわかりませんが、裁判官の大半は裁判員制度導入に内心は反対で、腑に落ちないままやっている。マジメな人ほどストレスがたまっているでしょう」

 法務省は裁判員の心のケアに力を入れているが、裁判官にも目を向けないと、大変なことになる。

(日刊ゲンダイ2012年8月27日掲載)

iPhoneからの投稿

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加