知人からこんなメッセージ付きで動画の紹介が送られてきました。
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明日5月5日はいよいよ原発が全部止まりますね。
先日、京都出身のフライイング・ダッチマンというバンドが歌っているヒューマンエラーという反原発の動画を見つけて感動しました。
皆様、もし見ておられなかったら、ぜひ一度みてください。素晴らしいです。
テーマは反原発ですが、もっと深い感じがします。魂が震えます。
この時期にこのような若者が出てきたことは、やはり時代が急速に変わってきているのだと思います。
良いと思われたら、ご知り合いにも教えてあげてください。
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反原発というと、すぐに左翼かといわれますが、、、
私がそうでないのは、皆さんよく御存じのはず。
私は福井県の大飯郡の生まれ育ちで、友人も親戚も関西電力で働いています。
大飯原発の視察にも活かせていただいたし、福島第一原発の近くまでもいってきました。
原子力発電は、決して他人事ではなく、地方議員としても考えなくてはならない重要な政策だと思っています。
これは私見ですが、今まで利用してきた原発を明日すぐに止めろというのは、そこで働く人やそれで生計を立てている地域の方々の生活を考えれば、
そうでなく原発で作った電気を使ってきた人のエゴに思えます。
しかし、福島のような事故が起き100%の安全はなく、核廃棄物の処理が出来ないことがわかっている今日、
今まで通りの原子力政策を進めるわけにはいかないでしょう。
いや、進めてはいけません。
であれば、期限を明確に定めて、原発を全廃することを決め、
その期限までに代替エネルギーの確保を国策で進めるべきです。
それを決めずになし崩し的に原発の再稼働をするから、みんな反対するのでしょう。
すぐに全廃も非現実的ですが、
これまでどおりは非倫理的です。
動画のアーティストが訴えるように、
マスメディアは信用できません。
これは原発に限らず、食料の問題や医療の問題、歴史教育の問題についても同じです。
学校では、教科書や新聞・テレビの情報が正しいように教えることが多いでしょうが、
それ自体が大間違いです。
私は、自分の足で日本全国をまわり、世界30か国を回ってそう感じています。
ですから、政治家になって訴えていますが、
訴えを聞く側が思考停止してしまっている。
自分の頭で、世の中のシステム、特に日本のシステムを考えなくなり、
半径5メートルの自分の生活だけを考えるようになっている!
私は、そこにこの国の一番大きな問題があると思っています。
この動画の意見とにすべて同調するわけではありませんが、
彼の訴えは胸に届きました。
こうして音楽に載せて訴えるという手法を我々政治家も見習うべきかもしれません。
皆さんが立ち止まって社会を考えていただく、きっかけになればと思い、
知人の紹介動画を改めて紹介します。