日々の活動やニュースに対する考え、視察の報告などをブログにまとめています。

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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)

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国際マネーの動きと私たちの生活

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10日間の海外生活の間にかなりたくさんの本が読めました。

今回はグローバルな政治、経済、投資、教育をテーマに『神谷図書館』にたまった本をピックアップしてきました。

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実は市議会議員の時は、経済の本などほとんど読んでませんでしたし、読んでも意味がわかりませんでした。

しかし、衆議院選挙の際に、有権者の一番の関心は経済だと痛感し、経済の勉強をしてきました。

最近は、だいぶ通貨や経済の仕組みが理解でき、

国民が真面目にコツコツ働けば、豊さを維持できる時代ではないんだな、という考えに至りました。

本当に経済戦争です。

そして、2008年以降、アメリカも世界をまとめられなくなり、

グローバルな資本をもつ人々か国家すらうち倒す世界になっているのだと感じています。

日本もうアメリカだけを頼りにやっていられない。

各国のリーダーは、リーダーなきグローバルな世界をどう生き抜くかを必死で考えています。

今回のウクライナに関わる各国の動きは非常に教訓になりますね。

私は日本の若者が、もっと柔軟に物事をとらえ、視野を広くもち、世界の舞台で戦いつつ、国に貢献する気持ちを忘れずにいて欲しいと強く願います。

そんな若者に、政治を考え、政治に参加してもらいたい。

日々の生活も企業活動も、よって立つ『国』があってのもので、その方針を決めるのが、政治だからです。

個人がどれだけ頑張ってお金を稼いでも、国が競争に敗れたら、同胞を助けることはできず、祖国がガタガタになります。

リスクヘッジをかけ、自分と家族だけ守れたらいい、という方もいますが、祖国なき流浪の民では、結局幸せにはなれないと私は考えます。

経済=経世済民が日本の考え方。

経済とはただのお金儲けではないはずです。

世界経済の流れにのまれるのではなく、
その流れの中で、自分の足でたち、どんなコミュニティをつくっていくかを自分たちの頭で考える時期にきてますね。

グローバル化といって外国と足並みを揃えているだけでは、駄目なんだろうと感じるこの頃です。

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【拡散自由】台湾の続報

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台湾の立法院占拠などについて、現地のマスメディアの方からヒアリングをしてきました。

まず立法院占拠の概要はこちらをご覧下さい。

http://s.ameblo.jp/jinkamiya/entry-11803152065.html

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18日に学生による占拠が始まったのですが、最初に馬総統が鎮圧にかからなかったのは、同じ国民党内の政敵である立法院議長に責任をおしつけたいという政治的な狙いがあったようです。

しかし、だんだん自分への批判が強まるので、23日に活動家などを利用し、学生の一部を焚きつけて、行政院にも乱入させ、それを口実に一気に鎮圧しようと試みましたが、国民世論を見方につけた学生の前に鎮圧失敗。

事態は先が見えない状態になって、10万人規模のデモにまで膨れあがりました。

しかし、今はデモをする側も少し疲れてきているようです。

そんな中、政権側は、中国との統一を主張する忠中派とみられる『白狼』というマフィアのような団体を使い、

学生デモの不当性や、デモの裏には民進党のバックがいる、というカウンターデモをやらせているようです。

なぜかプラカードには『立法院長辞めろ』の文字が、、プンプン臭いますね。

学生団体は、政党との繋がりは一切排除しており、民進党の政治家も触れられない状態です。

学生はとにかく、経済的にも政治的にも中国のコントロール下に入るのを嫌がっています。

一つ例を挙げれば、
台湾の学生の初任給が約10万円程度であるのに対し、台北市内のマンションが中国の投機対象になり数億円まで値上がりしています。

これでは、いくら中国と貿易し、経済規模が膨らんでも、自分たちの明るい未来はない、というのが台湾の学生の主張です。

うなづけますね。

台湾のメディアの話も少しすると、台湾のTVはだいたい6つありそのうち5つが国民党の広告塔だそうです。

新聞も自由時報一社を除いてだいたい国民党の機関紙になっていると。

中国ビジネスで儲けた台湾人がメディアを買い取ったりしているようです。

しかし、そんな土壌にもかかわらず、馬総統の支持率は9%で瀕死の状態。

今年11月の6つの大きな首長選挙では、国民党大敗の見通しだそうです。

また今は、李登輝世代以上に、若者の台湾人アイデンティティがたかまっているようです。

しかし、政府は日本でいう学習指導要領をいじり、

台湾は中国の一部であるといった認識をすりこむ手はずを進めています。

例えば、世界史を学ぶ時間を減らし中国史の時間を増やす、

台湾の歴史は400年前から教科書に書かれていますが、それ以前の中国の歴史書に台湾の記述があると教える、

国民党が市民を虐殺した、228事件の記述を無くすなど、

様々な書き換えが準備されています。

時間が経つとどうなりますかね。

ちなみに台湾の公文書は、もはや日本統治をしめす『日治 』ではなく、日本に植民地にされたという『日占』に変えられたようです。

また、若者文化に目を向けると、
台湾の若者は10年くらい前から入ってきた韓流文化に親しんでいて、

5~6年前から、日本文化より韓流の方の人気が高い。

日本のアニメよりも、韓流ドラマの方が影響があり、若者はドラマやK-POPをみて、ファッション雑誌や商品をかうようです。

今は日本で、韓流が全くだめになりましたから、その分台湾に流れている部分もあるみたいです。

とにかく中国も韓国も戦略的に自分たちの側に近づけようと世界各地で活動しています。

その点は日本も見習うべきですね。

先人の功績に甘え、世界に親日国が多いと油断していると、

歴史のすり替えや経済の侵食でいずれ親日国は減っていくでしょう。

私は断言します。
台湾も例外ではありません!!

ODAをばら撒くやり方ではもう通じません。

国も企業も一丸となって世界に親日国を増やすことが、我々世代の一つの課題ですね。

まあ、その前に日本の中の反日勢力の駆除からやらないといけないのかな(>_<) 意図的に自国を嫌いにしたり、誇りを失わせようとする輩がまだまだ多く、盲目的愛国心を煽ることもそれに加担しているかも。 私はこれからもできるだけ世界に出て、バランスを保ちながら、視野を広くもち働いていきます。 iPhoneからの投稿

台湾にて『KANO』を見てきました。

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昨夜は午後11時前に台北のホテルについて、

直行したのが日本でいう渋谷のような町、西門町。

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映画館が集中しており、平日でも深夜一時くらいからスタートする作品が見れます^_^;

前回きた際にそれを知り、またどうしてもみたかった映画があったので、大好物のタピオカミルクティーを買って鑑賞してきました。

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作品の名前は『KANO』。

大阪で行われたアジアン映画祭のオープンニング作品にもなった映画で、日本には秋ごろやってくる予定です。

私は製作段階からブログにも書いて注目していました。

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ストーリーの元は実話です。

舞台は1930年代の日本統治下の台湾で、高校球児が甲子園を目指す物語です。

3時間という長い時間ですが、
人間の挫折、恋愛、友情、
戦争、差別など様々なドラマが描かれていてあきません。

ちゃんと八田與一さんも登場します。

日本主体でなく、台湾の視点でこんな映画を作ってもらったことが嬉しくて涙がでました。

今の中国や韓国には絶対作れない作品です。デモが起きて映画館が襲撃されるかも(>_<) 十年前ならできたのかな?
世の中変わりますね。

あまり書くとネタバレになりますから、

是非皆さん、
日本で封切りされたら見に行って下さい。

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戦争証跡博物館を見学し、戦争や教育について考える

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やはりベトナムにくると戦争のテーマを考えざるをえません。

今回は、ホーチミン、ハノイ、フエを中心にまわりましたが、どこも今は街になっていながらもいたるところに戦争の足跡が見受けられました。

昨日はホーチミンの戦争証跡博物館に。

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博物館には実際に使われていた戦車や飛行機、実弾などの展示もありました。

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展示のメインはこうしたパネルです。

見ていてしんどくなります。

科学兵器の影響により奇形児の写真などは、写真をとるのも気がひけて撮れませんでした。

日本の博物館では展示しないような生々しいものがたくさんありましたが、私は事実である以上オブラートに包まず、見せるべきだと思いました。

もちろん政治的な思惑もあるでしょうが、それはどこでもそうです。

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あと、なぜか日本の共産党の広報物を展示するコーナーがあり驚きました。

戦争反対の動きは日本だけではなかったはずですが、、、

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館内をまわりながら感じたのは、欧米の若者がたくさんきていたことです。

日本の若者はやはりこうした場所は避けますかね、、

今の日本の若者はベトナム戦争のこともあまり知らないのかも。

現代史はほとんど習いませんからね。

今回は、カンボジアで収容所や処刑場を見学し、ベトナムでは戦争の展示を幾つかみました。

日本は戦争から70年経っていますが、
ベトナムやカンボジアはまだ40年。

まだまだ戦争の傷跡が残っているように私は感じました。

やはり、外国に来たらそこの歴史も見つめ、楽しいところだけではなく、光と影を見ないといけませんね。

そして、我が国日本を考える!

これがいいと私は思います。

人が殺し合う戦争は本当に悲惨なものです。

絶対にやってはいけないと思いますが、それを口でいうだけでは平和は守れません。

戦争に巻き込まれないよう、喧嘩を売られないように、強い軍事力、抑止力をもつ必要があります。

また、情報戦争も戦争です。
日本は先の対戦では、ここでかなり負けていました。

そして今も情報戦争は続いています。

歴史問題をつかったプロパガンダなどは情報戦争以外の何ものでもありません。

正しい歴史なんて、外国人に訴えてもダメなんです。

嘘でも信じこませたら勝ち。
これが情報戦争の実態です。

そして、経済戦争。
これも負ければ人が死にます。

日本はアメリカの下についてうまく渡ってきましたが、そろそろ自分たちの頭で考えないといけない時期にきているように思います。

国の外交はこれも戦争です。
負けると国民が貧しくなる。

外国を回っていつも思うのは、
日本はいい国だなあ、ということです。

世界で一番いい国だと私は思います。
先輩方に感謝します。

しかし、あまりに豊かで平和すぎて、
世界の現実の認識がなかったり、
外国のいいようにあしらわれたりし過ぎているとも感じます。

この状況を変えるのは、
私は教育しかないとないと思います。

教育が国民をつくり、国を作ります。

私は人が殺し合う戦争は、絶対にしたくないですから、
情報戦争や経済戦争で負けない日本にするために、ちゃんと外交ができる政治家が将来誕生するように、政治の分野から教育に携わっていきたいのです。

世界はリアルに動いています。

日本の小さな枠の中で思考停止する人をこれ以上増やしていけない。

教科書やマスメディアに思考操作される人を増やしてはいけない。

自分たちのの生活や命を守り、日本が豊かで平和を維持できるように、

広く現実をみて、自分の頭で考えていく人を増やす教育に尽力したいと改めて思いました。

海外では思考がクリアーになります。

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台湾関連ニュースいろいろ

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いよいよ今夜再び台湾入りします。

明日は台湾に住む方々からヒアリング。

ニューヨークタイムズへの広告掲載も上手いですね。

『民主主義』というアメリカ人が好きなキーワードでプロパガンダしています。

日本はどうしても内向きな思考で政治を考えますが、やはり政治はもっと大きな枠でとらえなければなりませんね。

二週間の海外滞在で、また気付きが深まりました。

*以下すべてフォーカス台湾より

馬総統、学生抗議デモを理性的と評価 国会占拠の解除を呼びかけ/台湾
【政治】 2014/03/31 12:08

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(台北 31日 中央社)中国大陸との「サービス貿易取り決め」の撤回を求める学生団体によって30日午後、総統府前で行われた参加者11万6000人(主催者側発表で50万人)の抗議活動を受け、総統府の李佳霏報道官は同日夜、事態が平和的で理性的に収束したことを馬英九総統は評価しており、人々の要求についてもしっかり耳を傾けたと述べた。

李報道官は学生らに対して憲政体制を尊重し、国会の正常な運営を回復するため一日も早く立法院の占拠を解いて退出するよう呼びかけるとともに、馬総統は学生らが代表を総統府に派遣し、前提条件抜きでサービス貿易取り決めの問題について対話を行うことを受け入れ、話し合いの全行程を公開する用意があるとした。

この日の抗議活動は午後7時40分過ぎに終了したが、最後に壇上でスピーチを行った学生団体の林飛帆代表は、台湾の代議制民主主義が党紀や個人の意思に縛られ機能しなくなり民意を反映していないとし、サービス貿易取り決めの撤回や取り決め監督条例の立法の後で審査を行うなどの要求に対し、馬総統が具体的な約束を何もしていない以上、立法院の占拠を終わらせるわけにはいかないと強調した。

「サービス貿易取り決め」撤回要求デモ 参加者11万人突破/台湾
【政治】 2014/03/30 20:17

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(台北 30日 中央社)警政署は30日、中国大陸との「サービス貿易取り決め」の撤回を求める学生団体の呼びかけに応じた一般市民らが総統府前などで行った抗議デモの参加者は同日午後4時の時点で最大11万6000人に上った模様だと発表した。

警政署によると、午後1時から始まったデモの参加者は同2時の時点で総統府前の凱達格蘭(ケタガラン)大道、中山南路、立法院内外などを合わせて8万人を突破し、同4時にはこの日最高の11万6000人を超えたと発表した。

その後人数は減少したものの、予定終了時刻を過ぎた19時半過ぎにも会場周辺には依然多くの人が残り、サービス貿易取り決めの撤回を訴えた。

一方で主催者側はデモ参加者が50万人と公表。これに対して警政署はカルフォルニア州大学バークレー分校のハーバート・ジェイコブス教授が提唱した国際的に採用されている方式に基づいて推計したとしている。

また、台北メトロ(MRT)は、会場への最寄り駅となった台大医院駅で混雑のため午後2時過ぎから同3時半ごろまで電車の通過措置を行ったほか、台大医院と中正紀念堂両駅の乗降客数が12万3千人を超え、先週日曜日と比較して7万人以上増加したと発表した。

米NYタイムズ、台湾“ひまわり学生運動”支持の意見広告掲載
【政治】 2014/03/29 17:41

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(台北 29日 中央社)中国大陸との「サービス貿易取り決め」に反対する学生らの立法院占拠が続く中、台湾の有志がインターネット上で募金活動を行い、販売部数24万の米紙ニューヨークタイムズ国際版に台湾の学生運動に関する意見広告を29日付で掲載した。この広告は米国国内版にも掲載されることになっている。

広告は一面、運動のシンボルカラーの黒で、右下に座り込みの学生らが警察の放水に耐えている写真を配している。冒頭では「私たちは台湾の学生です。中華民国立法院を平和的で理性的な方法で占拠しました。苦労して手に入れた民主主義を守るためです」、「私たちと共に黎明の到来を見守っていてください」で始まり、今台湾で何が起こっているかを説明している。

説明ではまず3月19日午前4時に中国大陸とのサービス貿易取り決め(協定)に抗議するため、学生400人が台湾立法院の占拠を開始したと述べ、台湾の安全保障に関わり経済にリスクをもたらす協定の取り扱いや政府の秘密交渉に対する強い反発から、1万人を超える学生たちが座り込みによる抗議活動に加わったと述べている。

また、馬英九総統の回答に対する不満から抗議行動が拡大されたが、3月24日午前4時に当局は機動隊を動員、警棒や盾、放水車による強制排除で多くの無防備な学生たちがケガを負い、メディアもこの場から遮断され、「たったひとつの協定が台湾の民主主義を再び夜の闇に陥れたのです」とする。

“Democracy at 4am”(午前4時の民主主義)と題されたこの広告は副題として19世紀のアメリカの詩人、エミリー・ディキンソンの詩の一節、“Morning without YOU is a dwindled dawn”(貴方のいない朝は暗闇の夜明け)が添えられ、市民不在で民主主義のない社会にあすはないと訴えている。

「午前4時は非常に暗い時間のように感じるかもしれません」、「しかし、民主の夜明けはそう遠くないはずです」と広告は締めくくっている。

李登輝元総統、涙ぐんで“ひまわり学生運動”の学生ら「忍びない」
【政治】 2014/03/27 19:00

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(台北 27日 中央社)台湾と中国大陸の「サービス貿易取り決め」に反対する大学生らが今月18日から立法院(国会)の議場を占拠しており、23日夜には一部の学生が行政院(内閣)の建物に突入、警察と衝突してけが人が出たことを受け、元中華民国総統の李登輝氏(=写真)は27日、国家の指導者は庶民や学生の考えを聞くべきだと語った。

李氏は同日台中を訪問した際、ラジオ局の取材に対し、「学生は知識分子で国の将来にとって大切な人たち。彼らの言うことには耳を傾けるべき」、「警察で追い払うなどダメだ。まず彼らに会いに行ってやらずに何のための指導者だ」と自論を述べた。また、「学生らは可哀そうに、国会に10日間も詰めたまま。しかも(内閣の強制排除では機動隊に)あんなふうに叩かれるのを見て本当に忍び