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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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ヨコミネ式 保育園 視察 H23.7.29

視察・研修報告 |

昨年11月以来、2回目の視察で鹿児島県志布志に行ってきました。

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前回はたちばな保育園にお邪魔したのですが、今回は伊崎田保育園と通山保育園にお邪魔しました。

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今回は龍馬プロジェクトのメンバー11人で視察。埼玉、大阪、三重、兵庫、高知、大分、
宮崎と全国各地から教育に関心のあるメンバーで行ってきました。

元々給食を作っておられ、園長に大抜擢された矢野園長が、一所懸命に説明をしてくださりました。

志布志市は34000人ほどの町で、人口は昭和55年あたりをピークに減少傾向。高齢化率は30%の町です。

そんな町にあるこの幼稚園

130人の児童中、地元の子は50人ほど。多くが市外や県外から当保育園の教育方針に引かれて子供を預けに来られるそうです。

驚いたのは、この保育園の横にある公立の小中学校が児童数の減少で、統廃合されそうだと言うこと。

隣に県外からもやってくる保育園があるのに、その横の公立学校がなくなるかもしれないなんて、、、、

志布志の教育委員会の方に理由をうかがってみたいと思いました。

以前、吹田市の教育委員会の方と、市長選挙の前に話していていたところ、「ヨコミネ式教育」についてはかなり否定的でした。
理由を詳しく聞くことはしませんでした。なぜならその人だって、現地に行って子供たちの表情や活動の様子を見たことはないはずですから、
先入観や伝聞で話をする人と議論をしても虚しいだけだと思ってやめました。

理事長の横峯氏は、今の日本の教育の在り方、文部省の進める教育の進め方に大きな疑問を持っておられ、批判もされます。

ですから、体制の側にいる人たちには、評判が悪いのかもしれません。

が、しかし、、、

本当に多くの方に現場に行って子供たちの様子を見て欲しいです。子供たちの様子がすべての答えです。

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信じられないくらい落ち着いている2歳児クラス。

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絶対音感を身に付けて、小学校高学年並の演奏をする園児

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パソコンや辞書を使って自分で勉強する学習

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逆立ち歩きに、宙返り、跳び箱、レスリングと大人顔負けでやってしまう。

それは、決してやらせでも、強制でも、スパルタ教育でもありません。

本やマニュアルではなく、理事長が30年間の経験から見つけだした

子供のやる気を入れるノウハウ(やる気のスイッチ)が生み出す教育効果なんです。

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私たちは、市長を変えて、府から教職員人事権の委譲を受け、教育委員会の人事を変え、
ヨコミネ式のノウハウの一部を吹田の教育に取り入れ、すいた式教育を作りたかったのです。

横峯理事長としても、保育園だけの教育では効果が持続しないので、
小中学校でも継続してこの方法で教育をして欲しいという思いがあり、我々の思いに賛同して頂きたくさんの協力を頂きました。

ヨコミネ式教育を、英才教育とかエリート教育と勘違いしている方もいらっしゃいますが、

理事長の教育理念は「すべての子供は天才である」です。

できない子はいない、時間のかかる子がいるだけ、といつもおっしゃり、
障害を持った子達もうけ入れ、しっかりサポートの先生を付けて指導をし、

その子のレベルの中で、できることをどんどん身に付けさせていきます。

決して、お金持ちや元々能力の高い子供を集めているわけではないんです。

もしそうした教育なら、絶対に都会で園を開きますよね。田舎の町で見つけ出された教育法であることに大きな意義があると思います。

 

私と理事長には共通の希望と強い思い入れがあったので、吹田の選挙で負けてしまったことをお詫びをしてきました。

しかし、選挙後もヨコミネ式教育への賛同者がどんどん増えているということがわかりました。

 

神戸の方にある学園の理事長が教育方針に賛同され、来年度から付属の短期大学でヨコミネ式教育の指導者育成コースを作ったり、

志布志にヨコミネ式を実践する私立の小中学校を作ろうとされているそうです。

 

また、元裁判官で少年犯罪などをたくさん見て来られた若い女性が、日本の教育の在り方に疑問を持ち、
裁判官をやめヨコミネ式教育やその教育論を普及する活動を始められた話も聞きました。(その方にも今度会いに行きます。)

 

佐賀では、育児中の主婦の方が、寺子屋のような形でヨコミネ教室という塾をつくられ、近所の子供たちを受け入れ、
成果が上がってきているそうです。

(この方にも会いに行きます!)

 

今までは、ヨコミネ式のノウハウを広げるのを、とある会社に委託していたようですが、

そこを経由するとけっこうお金がかかるので、あまり普及しなかったとのこと。

今後は安価で研修などを受けてもらえ、ヨコミネ式が広がるような形で、直営での展開にしていくとお聞きしました。期待大です。

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午前中は視察でおわり、午後から理事長自らが、我々に講義をしてくださりました。

お話の始まりは、、、

教育をするにも理念やビジョンがしっかりしていないと、「子育て」ではなく「子守り」
なるということでした。

教育の目的とは何か!心を育てるとはどういうことか!ヨコミネ式はどうやって生まれたか!人の天命とは何か!

そうしたことをしっかり考え、ビジョンと目標をもってやらないから、子守りになって子供たちが困るんだ、という話を最初にされました。

 

教育とは何か。

タイの学校で、8ヶ月前からヨコミネ式教育を取り入れた。それまでは、貧しい地域であったため、子供の8割が盗みを働いていた。

しかし、数ヶ月で日本語の読み書きができるようになった子供たちは、
将来はタイにある日本企業に入るんだという希望が持てるようになった。

結果、99.9%盗みがなくなった。

教育とは、勉強のできるエリートを作ることではない。子供が環境や状況を、
自分の力で変えられる力をつけてあげ、希望を持たせてあげること。

また、教育は政治家の仕事でもある。人間として精神的、経済的に自立させ、
世の中の役に立ちたいという思いを持たせること。

もっと言えば、社会を支える構成員(よき納税者)を作ることでもある。

 

心を育てる??

今は豊かな社会だが、貧しい時代は人は支えあって、助け合って生きてきた。

その気持ちを失ってしまったのが、現代の不幸。

今の日本人は、心のさび付いた人が多い=自分のことしか考えない。

人としての心とは、助け合いや支え合いを知ること。これは、
天が人間だけに与えたもの。

よって、心は育てるものではなく、学ぶもの。

苦労をすることによって学ぶもの。

子供が幼いときにすべきことは、自分は人の役に立っているんだということ学ぶ機会をたくさん作ってあげること。

そうすれば、子供は「心を学ぶ」。

 

ヨコミネ式教育とは?

学問とはすべて臨床例の積み上げである。

ヨコミネ式もまさしく30年の臨床例の積み上げ。本などの書物から学んだものではない。

真剣に子供の未来を考えて試行錯誤してできたもの。

「子供を子供扱いしない。子供であってもしっかり責任を取らせる。」

そうしたことを経験から学んだ。親といってもほとんどが子育ての素人。臨床例の積み上げがないから。

保育園などは子育てのプロでなくてはいけない。

先生が親に気を使ったりしてはいけない。自信を持ってやることが大切。

うちの幼稚園は、児童が集まる。だから、親の文句は一切出ない。「嫌ならやめてもらえばいい」
というつもりで自信を持ってしっかりやれば

プロの力が発揮できる。うちはプロとしてどんな子供でも受け入れる。

エリートを作るのではなく、できない子をなくす。

結果を出せば、親も信頼してくれる。親が謙虚になるくらいの教育であり、
先生でなくてはならない。

*幼児期の子育ては女性でなくてはいけない。女性の方がいろいろなことが一気にできる。十数年前、それがよく分かり、
女性はすごいと心から思えるようになった。それまでの上から目線が、下から目線に変わった。
すると先生方がどんどんと働いてくれるようになった。

天命とは。

人の天命は、世の中のために一人一人が役割を果たすこと。

自分の役割を考えず、みんなが自分中心に世の中を考えるからどんどんおかしくなる。

そういう考え方が大切。

男と女にはそれぞれ役割があるし、違う生き物。

女の子には母性があるからほっておいても強くなる。

また、女性は赤ちゃんを産むと脳が化学反応を起こして一段と賢くなる。

その点、男は、トラブルや試練を乗り越えないと強くならない。

そうした違いがある。

よって幼児期の教育法はしっかりと分けないといけない。

女の子には母性を育てる教育を、男の子には「正義」教えなくてはいけない。

*それをしっかりやらないから、切れて親を殺す子が出てきたり、マザコン、引きこもり、ニート、ホームレスが増える。

 

以上がざっとした概略ですが、こんなお話を聞き、質疑応答を受けていただきました。

赤字で縫った部分は、私がいつも考えていることに合致します。

男と女にそれぞれ役割がある、なんていうとジェンダーフリー論者からすぐに批判がきますが、

これは紛れもない真理。男尊女卑でもなんでもない。私も横峯理事長も一致して言うのは、「男より女の方が偉い」ということです。

なのに、その部分を聞かず一部のキーワードに反応する人がいる。

ジェンダーフリー教育で育った学生を何人も知っていますが、本当に可愛そうです。

男はナヨナヨしてしまっているし、女の子は「女の子扱いしないでください」といったり、
男とおんなじように仕事をしないと駄目な人生になると思い込んでしまっている。

そうした子は理屈で頭がいっぱいなので、こちらも理屈で説いてあげます。勘のいい子は、しばらくすると変な洗脳がとけ、男は男らしく、
女の子は女らしくなります。

これは私の臨床例です。

 

というか、私の存在自体が臨床例です。なせなら私が親や祖母から受けてきた教育が、まさしくヨコミネ式に近いものだからです。

「勉強なんかしなくていい。進学できなくても自己責任。
勉強が嫌いならさっさと仕事をしろ」

こういわれて育てば、嫌でも勉強したくなります。やる気のスイッチを押されてました(笑)

「男は泣くな。やられたらどんな強い相手でもやり返せ。
男が女や弱いものに手を挙げるなんて卑怯だ。」

強くなれ、正義をもてといわれ続けたわけです。

「商売人の子供が商売を手伝うのは当たり前。働かざるもの食うべからず。」

そういわれて、小学生の時からスーパーでレジをうってお金を扱っていました。お釣りを一円でも間違えたら、めちゃくちゃ怒られるので、
責任感はどんどんつきます。嫌なお客さんでも、ちゃんとコミュニケーションをとらないといけないですし、
年の離れたおばあちゃんともすぐに仲良くなれるようになりました。

また、しっかりはたらけば、ちゃんとお金がもらえました。

 

実は当時は、なんで友達は遊んでいるのに、自分ばっかり働かないといけないんだ。何で親父はこんなに自分に厳しいんだ。
俺のことが嫌いなのか。

いろいろな不満がありましたが、今思えば、めちゃめちゃいい精神教育やキャリア教育をしてもらっていたわけです。

 

こうした経験に基づいて、私はヨコミネ式教育が間違っていないと思っているわけです。

今、自分が受けてきた教育がちゃんと役に立っていると実感できますし、

自分がしっかり教えた後輩はどんどん力をつけています。

確かに、よく知らない人には「スパルタ」だといわれます(笑)。けれど、お金をもらって指導しているわけではないので、
元から嫌いな人には頼まれても何も指導はしません。ですから、嫌いで厳しくするといったことは一切ないわけです。

 

少し話が飛びますが、

先日JCの事業で、小学生にお店を運営させる「キッズタウン」という事業をやったんですが、、、

情けない親御さんが多かった。子供のことを心配しまくって全然子供から離れようとしません。子供だけで参加の事業なのに。

見ていたこっちがイライラしました。だって、子供の成長を思えば、つきはなして冒険させてあげるのが親じゃないですか。

子供から離れられないのは、子供のことを思っているからではなく、自分が心配だからです。

そんな大人を見ていると、子供が可愛そうでした。

 

そんなこともあったので、今回横峯理事長とゆっくりお話をさせて頂いて、

自分の経験や日本社会の現状と照らし合わせて、本当に「教育」
をなんとかしないとヤバイと改めて痛感した視察でした。

 

ずっとヤバイと思っているんです。

ですからまず、吹田市の教育を何とかしたかった。それで、市長選まで戦ったのに、高齢世代はともかく、
子育て世代にもしっかり伝わらなかった。

伝え方も悪かったのでしょうが、、、本当にがっかりしています。

この4年は、新市長がどこまで教育の本質を理解し、
良い人材を外部から引っ張ってきて教育行政を作り直そうとするかどうかだと思っています。

教育は、人材と人の情熱とビジョンで決まるからです。

本当は、塾なんかなくても学校がしっかりしてれば、大学に行くくらいの学力はちゃんとつくんです。

私はそうしたところで育ったので自信をもってそういえます。

それができない公教育ってなんなんでしょう。

もちろん学校だけに問題があるのではありません。

就学援助や生活保護をもらっている家庭が学校の半数を占めているなんて事は、信じられないことです。

大阪市の生活保護18人に1人っておかしいでしょう。

吹田だって年間総額100億くらい生活保護費を出してるんです。

 

子供を自立させるのも、発達障害やニート、若年自殺を減らすのも、生活保護の負の連鎖を断ち切るのも、
経済成長をささえ福祉を維持するのも

全部、教育を変える事からしか始まらない。

 

だから、教育、教育とずっと叫んでいるのに、、、

なぜ、みんな目の前のことしか見ないのか。自分のことしか考えないのか。

 

私は悔しくてしょうがないのです。

ですから、横峯さんのように、同じような理念を持って、しかも実践で、行動で示しておられる方は私の希望です。

 

ヨコミネ式教育、また鹿児島まで行って、泊り込みで研修を受けてきます。

そして、それを応用し、身の回りの学生たちをしっかり教育して、政治の世界にもどんどん送り込みます。

結婚して子供も作って、親や祖母に受けた教育をさらに発展させたもので子供を立派に育て上げます。

(市民の皆さんには申し訳ないが、今のままなら自分の子供は吹田の公立学校には行かせないかもしれません。
自分の教育理念にあうところで教育を受けさせたいからです。)

 

そうした私の実践を見ていてください。行動こそが本音ですから。

そして私がしっかり実績をつくったら、私の教育ビジョンを吹田の町でも実践させて頂きたいと思います。

 

それがかなわないのであれば、私も横峯さんのように教育現場に戻って、自分で学校を作ります。

「若者の意識を変える」→日本を良くする。

これが私の目標です。

政治家はあくまでそのための手段です。

困っている人を助けることも少しはしますが、それ以上に困る人が出ない社会を作りたい。

横峯先生がおっしゃるように、一人一人が自分の役割をもって真面目に働く社会、それでも困る人がいたら、
周りが心豊かに支えあえる社会が私にとっても理想なんです。

 

権利ばかりを主張し何もしないで行政に頼る人間、能力のある人だけが集まり自分たちだけがいい思いをしようとする人間

こんな人が増えすぎました。

これもすべて教育の結果です。

 

戦争で負けて、憲法から教育制度まで変えるというタブーを犯したアメリカ。

独立後も、占領下の体制を守り、国民を堕落させ、日本を弱体化させた人たち。

そして一番たちが悪いのは、そんな人たちの思惑で動かされているということを考えようとしない国民。

 

私は恐らくそうしたものと戦っているんです。

一番の敵は、自分の無力さを感じて、挫けそうになる自分自身ですが、、、。

 

今回の視察で、目を輝かせて勉強する子供を見て感動しました。
かつて沖縄の平田大一さんの下で組み踊りをする子供たちにも感動したように。

私は、自分の感性を信じます。私がよいと思う教育は絶対にいい。

 

希望を持って、人の役にたとうと目を輝かせる子供が育つ環境を作るところから始めます。

仲間もいます。

 

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プロフィール写真

神谷宗幣 (かみや そうへい)イシキカイカク株式会社 代表取締役
参政党 事務局長
龍馬プロジェクト全国会 会長
予備自衛官 三等陸曹

昭和52年福井県生まれ。関西大学文学部・関西大学法科大学院卒業。
 21歳の時、1年間海外で生活し、外国の若者と交流する中で「日本人に生まれたことの感謝」と「思考停止している日本の若者への問題意識」に目覚める。20代は高校で「英語と世界史」を教え、実家の食品スーパーの倒産を経験することで、教育の課題と地方経済の疲弊を実感する。
政治からのアプローチで「日本の若者の意識を変える」ことを目指し、2007年に29歳で吹田市議会議員に初当選。市議は2期6年、吹田市議会の副議長まで務め、2012年議員辞職して衆議院議員選挙に自民党から挑戦するも落選。
 2013年に株式会社を設立。インターネットチャンネル「CGS」を開設し、政治や歴史、経済をテーマに毎日番組を配信し、若者の意識改革に努める。また、日本人の意識改革のための海外研修及びセミナーや、「CGS」とリンクした「歴史」「主権者教育」「キャリアデザイン」「政治のしくみ」などをテーマにした講演は、若い世代を中心に多くの支持を得ている。令和2年、「参政党」を結党し、世の中の仕組みやあり方を伝えながら、国民の政治参加を促している。

執筆活動も行い、主な著書として「大和魂に火をつけよう」(青林堂)「坂本龍馬に学ぶ「仲間をつくる力」(きずな出版)「子供たちに伝えたい「本当の日本」」(青林堂)などがある。